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平成25年度(第12回)研修発表会が開催されます


 平成25年12月14日(土)、国立劇場大劇場にて、「第12回 伝統歌舞伎保存会 研修発表会」が開催されます。
 今回の演目は、『仮名手本忠臣蔵-七段目-』『乗合船恵方万歳』。中村歌昇中村米吉中村種之助中村隼人大谷廣松ら、若手俳優が中心となり、大役に挑む楽しみな公演です。担当理事で監修を勤める中村吉右衛門が公演への思いを語りました。

【中村吉右衛門】
国立劇場12月歌舞伎公演期間中の12月14日(土)伝統歌舞伎保存会主催の研修発表会を開催させていただくことになりました。
『仮名手本忠臣蔵』は「釣燈籠」からになりますが、大星由良之助を中村歌昇君に勤めてもらいます。七段目の由良之助を経験するということは、役者として後々、大変ためになると思っています。遊女おかるは、女方を勉強して大分力を付けてきている中村米吉君、寺岡平右衛門は熱心な中村種之助君が播磨屋の平右衛門を素直に受け入れて勤めてくれると思います。また、斧九太夫を中村吉三郎、鷺坂伴内を中村吉六が勤めます。
『乗合船恵方万歳』は藤間勘十郞お師匠さんにお任せし、芯になります中村隼人君、大谷廣松君が踊れるようにしていただくようにお願い致しております。
私が研修発表会に係わりますのは2度目でございます。最初は平成24年『鬼一法眼三略巻』大蔵館奥殿の場で、歌昇君に大蔵卿を勤めてもらい大変勉強になったのではないかと思っています。こういう機会では「ああ、この人は何か光っている物があるな」と、そういう目で私たちも拝見することになると思いますので、皆にぜひ頑張って貰いたい、そして私共がなんとか背負ってきた歌舞伎を、次の時代に渡す良い機会ですから、頑張って私共以上に、歌舞伎を楽しいもの、みなさんに親しんで感動していただけるものにしてもらいたいな、というのが私の希望でございます。

■名称
第12回 伝統歌舞伎保存会 研修発表会

■主催
一般社団法人 伝統歌舞伎保存会

■協賛
独立行政法人 日本芸術文化振興会(申請中)

■後援
松竹株式会社/公益社団法人 日本俳優協会

■開催日時
平成25年12月14日(土)午後6時開演予定(終演予定 午後8時30分)

■入場料
2,000円(税込・自由席)

■場所
国立劇場(大劇場)

■上演演目・出演者(予定)
『仮名手本忠臣蔵-七段目-』
大星由良之助:中村歌昇
寺岡平右衛門:中村種之助
遊女おかる:中村米吉
斧九太夫:中村吉三郎
鷺坂伴内:中村吉六
         ほか
『乗合船恵方万歳』 藤間勘十郞振付
中村隼人、大谷廣松、中村吉之助中村京蔵中村吉五郎中村蝶十郎中村春花中村東志也
中村蝶八郎中村蝶一郎中村蝶三郎

■担当理事/監修
中村吉右衛門

また、翌1月にも第13回研修発表会の開催を予定しています。詳細は追って発表いたします。