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浪花の夏の風物詩、大阪松竹座「七月大歌舞伎」開幕前の船乗り込みが行われました
大阪松竹座新築開場二十周年記念「
七月大歌舞伎 関西・歌舞伎を愛する会 第二十六回」の開幕を前にした6月29日(木)、大阪・道頓堀川にて恒例の船乗り込みが行われました。浴衣姿の出演者を乗せ八軒家浜を出発した屋形船は、途中、沿岸や橋に集まったファンからの声援に出演者が手を振って応えながら大阪松竹座へと向かいました。また、船乗り込みの前後に行われた式典では、出演者たちが公演への意気込みを語りました。
【片岡仁左衛門】
本日はたくさんお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。毎年、感謝いたしております。とにかく大阪で歌舞伎公演をと一生懸命頑張っております。私達は、舞台の上で頑張るしかないんです。まずは、皆様方がリピーターになってくださるように頑張りますので、今日いらしてくださった方は一月の間に10人誘って来てください(笑)。全員、一生懸命に舞台を勤めますので是非、是非、何度でも御足をお運びくださいませ。
【中村時蔵】
二年振りの参加でございます。7月の暑い大阪に、その暑さに負けないような熱い演技をしたいと思います。二年前は仁左衛門のお兄様に縄で絞殺されたんですけれども、今回は『盟三五大切』で、刀で切り殺されます(笑)。見事な斬られっぷりをご披露したいと思いますので、是非とも劇場の方に足をお運びください。
【中村鴈治郎】
船乗り込みして再来年で40年、松竹座が新築開場して20年、それだけ歌舞伎が続いているのだなと感謝しております。暑い夏に戻って参りました。熱い公演にしたいと思います。昼の部は爺さんですけれども、夜の部はちゃんと白く塗って踊っていますし、あと不思議な二役をやらせていただいておりますので、楽しんでいただきたいと思います。

【片岡孝太郎】
昼の部の『夏祭』で染五郎さんの相手役をさせていただきます。染五郎という名前では最後の大阪松竹座出演という時に相手役をさせていただき光栄です。また『二人道成寺』で時蔵のお兄さんのお力を借りて一生懸命頑張ります。松竹座が新築開場してから20周年、できればこの松竹座で一年間12ヵ月歌舞伎が打てるような大阪になりたいと思っております。
【市川染五郎】
7月の大阪松竹座は久しぶりでございます。昼の部、夜の部ともに初役で大きなお役を勤めさせていただきます。また、市川染五郎といたしましては最後の大阪松竹座の出演になります。一生懸命勤めたいと思っておりますので、是非多くの方にご来場いただけますようお願い申し上げます。
【尾上松也】
松竹座とはご縁がございまして、実は杮落しの時にも仁左衛門のお兄様の『盛綱陣屋』で小四郎という子役で出演させていただきました。この節目の公演に、またこうして出させていただけること、本当にありがたく思っております。昼の部、夜の部ともに大役を、一生懸命勤めさせていただきます。
【中村萬太郎】
また大阪に呼んでもらうことが叶いました。千穐楽までお客様の声援を力に一日、一日勤めていきたいと思います。応援のほどよろしくお願いいたします。
【中村壱太郎】
何年かぶりに、この7月の歌舞伎に参加できました。上方歌舞伎の一員として本当に嬉しく思っております。千穐楽まで懸命に勤めてまいります。
【大谷廣太郎】
去年に引き続き、松竹座に出演できますこと、大変うれしく思っております。昼の部の『夏祭』の序幕の最初のほうに出させていただいておりますが・・・遅刻すると私を見られませんので、是非、遅刻せずにお越しください(笑)。

【中村寿治郎】
昨年に続きましてお招きいただきありがとうございます。7月3日から27日まで、お一人でも多くお誘いあわせくださいましてお越しくださいませ。よろしくお願いいたします。
【嵐橘三郎】
1月に引き続きまして、7月も出させていただきありがとうございます。昼の部も夜の部もメッタ刺しにされて殺されております。是非、その殺され方を楽しみに、また死にっぷりを見に来ていただきたいと思います。
【片岡松之助】
本日は誠にありがとうございます。また、劇場の方にもお越しくださいますようお願い申し上げます。
【松本錦吾】
久しぶりの大阪、お目見得でございます。若い方に負けぬように一生懸命頑張ります。よろしくお願い申し上げます。
【上村吉弥】
昨年に引き続きましての出演でございます。とても嬉しゅうございます。夜の部だけの出演でございますが、頑張って勤めてまいります。
【坂東竹三郎】
千穐楽の27日まで、是非、ご観劇くださいますよう、よろしくお待ちいたしております。
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