菊五郎が意気込みを披露~国立劇場 令和2年初春歌舞伎公演『菊一座令和仇討』

2019.12.27 発表・会見

 国立劇場 令和2年初春歌舞伎公演『 菊一座令和仇討(きくいちざれいわのあだうち)』に出演する尾上菊五郎が、公演に先立ち取材会で意気込みを披露しました。

【尾上菊五郎】
お正月は、毎年国立劇場の初春歌舞伎公演で気分良く明けさせていただいています。
お客様もいつも楽しみにしてくださっているので、幕開きをどうしようか、大詰は派手に立廻りを入れて・・・・・・、「今年も歌舞伎を観て過ごそう」とお客さんに思ってもらえる狂言にしたいなと思っています。

今年は、幡随院長兵衛と寺西閑心実ハ蒲冠者範頼を勤めます。
ドジョウ髭をあつらえた三枚目の閑心から、大敵の蒲冠者に替わり・・・・・・。長兵衛では笹野権三(尾上松緑)・白井権八(尾上菊之助)を立てられるように。それぞれのお役が違っていて難しいですね。

両花道を用いた面白い演出もあり、物語も奇想天外。お客様の印象に残るよう、一場一場を大切に創っています。題の“菊一座”を、今年流行の“ONE TEAM(ワンチーム)”として、『ONE TEAM 令和仇討』!ぜひ、お楽しみに。