Home > トピックス一覧 > 菊之助が意気込みを披露~歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」

トピックス

菊之助が意気込みを披露~歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」


 5月歌舞伎座では「 團菊祭五月大歌舞伎」が開催されます。公演に先立ち記者会見が行われ、尾上菊之助が思いを語りました。

 今年も5月に、歌舞伎座で團菊祭をさせていただくことになりました。團菊祭は、九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎を讃えるもので、今年もこうしてできますことは本当に喜ばしいことです。父(尾上菊五郎)をはじめ、岳父(中村吉右衛門)も出てくださいます。また、(市川)海老蔵さん、(尾上)松緑さんと三人での狂言が2本あり、そちらも楽しみにいたしております。

 夜の部の序幕では、私の倅・寺嶋和史が初お目見得させていただくことになりました。初お目見得の時は2歳5か月ですので、舞台上でどのようなことができるか探っている段階ではありますが、両祖父と一緒に初お目見得ができればと、今回お許しをいただきましてさせていただくことになりました。

 本人は舞台を楽しんでいるようで、先日の節分の時にはじめて歌舞伎座の舞台に出していただいたのですが、お客様に自分から豆を手で渡しておりました(笑)。着物を着ることも好きなようで、今のところ助かっています。
 歌舞伎は、若い頃に連れて来られたお客様が、段々と成長し、大人になってからも楽しんでいただくことのできる演劇です。長い目で歌舞伎を、そして初お目見得する息子を見守ってくだされば幸いです。

 また、今回は座組も若返っています。責任を持たせていただいたからには、その気持ちに全力で応えていかなければいけません。海老蔵さん、松緑さんとの『三人吉三』の大川端、『男女道成寺』も本当に久しぶりです。大川端を初めて3人で勤めた時は・・・今考えると恐ろしい舞台だったと思います(笑)。今回、大川端を見てくださったお客様が、ぜひ通しでも見たいと思っていただけるように出来ればと思っています。