松竹創業130 周年記念特別展示＆資料紹介『TOKYO タクシー』公開記念 山田洋次監督展 第九弾

演劇・映画の専門図書館である松竹大谷図書館では、所蔵資料を広く知らしめるため、閲覧室において展示ケースでの所蔵資料展示と、資料を手にとれるブックトラックでの資料紹介を開催しています。

今回は、本年11 月22 日に創業130 周年を迎える松竹株式会社の関連資料を展示します。
松竹は、白井松次郎、大谷竹次郎の双子の兄弟が創業した会社です。
大谷竹次郎が京都の新京極阪井座の仕打(興行主)となった明治28(1895)年を創業の年としており、その歴史は歌舞伎の興行からはじまりました。130 年もの長きにわたり、演劇・映画の両分野で第一線にたち、数多の名舞台、名作を送り出しています。
この節目の年を記念して、松竹関連の演劇・映画の資料を展示します。当館の創立者でもある大谷竹次郎と兄の白井松次郎の伝記、社史や直営の劇場史、蒲田・大船両撮影所の書籍、松竹の名匠小津安二郎、木下惠介、野村芳太郎や「男はつらいよ」シリーズの書籍など、多彩な資料を用意。
また、松竹百年記念行事の幕開きとして歌舞伎座にて催された「古式顔寄せ手打式」資料を特別公開します。

そして、松竹を代表する映画監督・山田洋次監督の91 作目となる最新作『TOKYO タクシー』の公開を記念して、『十五才 学校IV』から『こんにちは、母さん』まで2000 年代以降の監督作の映画パンフレットを展示します。

また、毎回好評の資料紹介「今月の芝居から」は、月替わりで歌舞伎座などの興行の関連資料も紹介しています。

松竹創業130 周年記念特別展示＆資料紹介
『TOKYO タクシー』公開記念 山田洋次監督展 第九弾

◆開催期間
令和7(2025)年11月4日(火)～12月19日(金)
平日　10～17 時（土日祝日、最終木曜休館）
◆入館無料
◆開催場所：公益財団法人松竹大谷図書館
〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア3階