松竹大谷図書館所蔵貴重資料デジタルアーカイブ「竹本床本検索閲覧システム」公開開始
2024年10月18日(金)から、松竹大谷図書館所蔵貴重資料デジタルアーカイブ「竹本床本検索閲覧システム」の公開が開始しました。
これは、歌舞伎の舞台で実際に使用された竹本の太夫の語る詞章(ししょう)と三味線方の譜が書かれた「床本(ゆかほん)」を Web 上で閲覧できるデジタルアーカイブです。
松竹大谷図書館は、戦前から戦後にかけて活躍した、初世竹本鏡太夫と初世豊竹寿太夫が実際の舞台で使用した竹本床本を所蔵しています。
義太夫の詞章や節付けのほか、語り出しのきっかけや演出に関する書き込みがある貴重な資料で、現在も竹本の実演家に上演の参考資料として使用されています。経年劣化が危惧される原物資料の保存を図るとともに、竹本の実演家はもちろん、歌舞伎研究や義太夫狂言の上演にも役立てていただこうと、一般社団法人伝統歌舞伎保存会の事業によりデジタル化を進め、立命館大学アート・リサーチセンターの協力のもと「竹本床本検索閲覧システム」を構築しました。
ぜひ「竹本床本検索閲覧システム」にアクセスしてみてください。
また、松竹大谷図書館では2024年10月23日(水)まで、演劇や映画の貴重資料を保存するためのクラウドファンディングプロジェクトを行っています。
詳細は、こちらをご確認ください。
※歌舞伎美人でも紹介されています。こちらもご覧下さい。
松竹大谷図書館、竹本の床本をデジタルアーカイブで公開
■お問い合わせ
公益財団法人松竹大谷図書館 事務局
TEL:03(5550)1694 (平日10:00~17:00)