中村梅枝に松尾芸能賞新人賞

2020.02.19 襲名・昇進

第41回松尾芸能賞の受賞者8名が発表され、日本俳優協会会員・伝統歌舞伎保存会会員の歌舞伎俳優・中村梅枝に新人賞(演劇部門)が贈られることが決定しました。

松尾芸能賞は故・松尾國三氏が昭和54(1979)年に設立した財団法人松尾芸能振興財団(現・公益財団法人)が創設したもので、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、文化・芸能の保存、向上に寄与した人に贈られる賞です。昭和55年の第1回から毎年顕彰を続け、今回で第41回目となりました。
梅枝は美貌の若女方として古典の大役を次々に演じ、2018年には坂東玉三郎の指導のもと『壇浦兜軍記 阿古屋』を初演するなど一層の進境を示し、若手に逸材の多い歌舞伎界の中でも出色の活躍ぶりであることなどが贈賞理由となりました。

他に歌舞伎の関係者では、長唄唄方の宮田哲男に大賞、文楽三味線方の鶴澤燕三に優秀賞(文楽部門)が贈られます。

贈呈式は3月27日(金)に東京・内幸町の帝国ホテル東京で行われる予定です。

※贈呈式は中止になりました。詳しくは こちらのページをご覧ください。
※賞の詳細や他の受賞者については こちらのページをご参照ください。