歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」囲み取材が行われました

2019.08.08 発表・会見

夏恒例の歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」。今年も三部制での公演です。
舞台稽古の合間に出演者による囲み取材が行われました。

中村扇雀
勘三郎の兄さん、三津五郎の兄さんと、この納涼歌舞伎を創りあげ、その中でどんどん若い俳優の方が出てきて、自分も負けないように頑張ってまいりました。古典もあり新作もあり、納涼歌舞伎を楽しみにしているお客様に喜んでいただける内容です。今年も良かったなと思っていただける舞台に皆で創り上げたいと思っています。

坂東彌十郎
納涼歌舞伎には特別な思いがあります。いろいろな勉強をさせていただき、毎年楽しみしているうちに、こうやって並んでいる中で、私が一番年上になってしまいました。まだまだ挑戦して勉強していくつもりです。暑い日が続きますが、体調を整えて勤めたいと思います。

松本幸四郎
『東海道中膝栗毛』を4年にわたり納涼歌舞伎で上演できて本当に嬉しく、今年もお祭り騒ぎになれば良いなと思っています。8月の歌舞伎座は演じている方も気持ちが違うので、そういった納涼らしさをみなさんに味わっていただけるように勤めます。

市川猿之助
おじの猿翁が7月の歌舞伎座に長年出ており、私もそちらに出演していたので、いまだに8月にここにいて良いのか馴れません(笑)。納涼で4年続いた『東海道中膝栗毛』も、今年で一段落。節目となる弥次喜多をしっかり勤めたいと思います。

中村七之助
令和初の納涼歌舞伎に出演できることを嬉しく思います。第一部では『伽羅先代萩』の乳人政岡を初役で勤めます。兄(勘九郎)の子どもたち勘太郎、長三郎も出演しますが、1時間近く舞台の上で3人だけで芝居をしてる・・・その空間が嬉しくもあり、父がいたらどう思うだろうと、演じていて胸にグッとくるものがありました。

市川中車
また一年が早くも経ってしまったな、という思いです。二部は染五郎さんと息子(團子)が一年ぶりに揃って出ます。子どもたちがどれだけ大きくなったか確認していただくいい機会だと思います。三部では玉三郎のお兄様が新しい試みに挑戦されており、見たことのない舞台になっております。五役を勤め自分の限界を超えていますが、なんとか頑張ります(笑)。