歌舞伎座で「とんぼ道場開き」が行われました

2019.01.22 発表・会見

新年を迎え、今年も1月18日(金)に歌舞伎座内のとんぼ道場で「とんぼ道場開き」が厳かに執り行われました。

「とんぼ道場」は、舞台上で立廻りを演じる名題下の若手俳優たちがトンボの稽古をする場所で、歌舞伎座では楽屋の3階に設けられています。この先一年間の稽古の安全を祈願するために、毎年お正月のこの時期に執り行われるお祓いの儀式を「とんぼ道場開き」と呼んでいます。

鉄砲洲稲荷の宮司さんによる祝詞とお祓いが粛々と進められ、公益社団法人日本俳優協会の役員を代表して理事の中村又五郎氏、歌舞伎座を代表して支配人の橋本芳孝氏、日本俳優協会事務局長の浅原恒男氏、立師代表で中村吉五郎氏、そして名題下の立廻り代表として中村京純氏が順に玉串を捧げ、安全を祈願しました。

その後、砂場にお神酒をまいてお清めをしてから、いつも歌舞伎公演の舞台で激しい立廻りを勤めている若手俳優たちが、威勢良くとんぼの「返り初め(かえりぞめ)」を行いました。