12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱

中井美穂 /著 中央公論新社(中公新書ラクレ)
縦17.2cm×横10.8cm 本文244p
2019年10月8日発行 定価¥990(税込)

最旬若手が語る 「今」の本音、「今」の意地

歌舞伎、文楽、能・狂言、落語・講談・浪曲から注目の最旬若手をピックアップ。伝統芸能の担い手として、守るべきは何か。挑むべきは何か。若い世代の情熱に溢れた本音を中井美穂さんが巧みに引き出します。伝統を背負って立つ悩みや本音、各ジャンルの見所なども語られ、興味を持った初心者にも読みやすい一冊です。

「伝統芸能は、見続けることで、わからないことが少しずつわかってきて、だんだんと魅力が味わえるようになるのです。だから、初めて劇場に足を運んだ日が、スタートの日。その船に乗るのに、遅すぎるということはないのです。これから知らない世界に入れることは、喜びだと思います」(「はじめに」より)

目次
 はじめに 中井美穂
 第一章 尾上松也(歌舞伎俳優)
 第二章 中村壱太郎(歌舞伎俳優)
 第三章 市川染五郎(歌舞伎俳優)
 第四章 竹本織太夫(文楽太夫)
 第五章 鶴澤清志郎(文楽三味線)
 第六章 吉田玉助(文楽人形遣い)
 第七章 宝生和英(能楽シテ方)
 第八章 亀井広忠(能楽囃子大鼓方)
 第九章 茂山逸平(狂言師)
 第十章 春風亭一之輔(落語家)
 第十一章 神田松之丞(講談師)
 第十二章 春野恵子(浪曲師)