スミからスミまで! 絵で知る歌舞伎の玉手箱

辻和子/著 東京新聞出版局
縦21cm×横14.8cm 本文214p
2019年10月24日発行 定価¥1,760(税込)

知らさあ描いて魅せやしょう

観れば観るほど奥が深いのが歌舞伎。
知れば知るほど発見があるのも歌舞伎。
初心者もベテランも歌舞伎の楽しみに絵と文で、
ズズズイ~っとご案内いたしまする。

豪華でありつつ庶民の娯楽でもあり続け、「総合芸術」とも評される歌舞伎は、役者さんの演技はもちろんですが、衣裳、大道具、小道具など、どれがなくても成り立ちません。そして、それらの形や描かれた文様にも、演目や役柄、季節などに応じて意味があるのです。
本書では、40年以上歌舞伎を見続けているイラストレーターが、細部までこだわった絵と文章で、図鑑のようにその意味を解説してます。紅葉模様が表すものは?桜が描かれた衣装が暗示する運命とは?『勧進帳』が小道具方泣かせなのはなぜ?など、歌舞伎を観る際の新たな発見の愉しみをお手伝いします。