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坂東玉三郎さんに松尾芸能賞大賞、尾上右近さんに同新人賞

第39回松尾芸能賞の受賞者8名が発表され、日本俳優協会常任理事・伝統歌舞伎保存会理事の歌舞伎俳優・ 坂東玉三郎さんに大賞、日本俳優協会会員の歌舞伎俳優・尾上右近さんに新人賞(演劇部門)が贈られることが決定しました。

松尾芸能賞は故・松尾國三氏が昭和54(1979)年に設立した財団法人松尾芸能振興財団(現・公益財団法人)が創設したもので、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、文化・芸能の保存、向上に寄与した人に贈られる賞です。昭和55年の第1回から毎年顕彰を続け、今回で第39回目となりました。
玉三郎さんは歌舞伎界の立女形として新派やシェイクスピア作品で多彩な役を演じて歌舞伎を世界の演劇に押し上げたことや、幅広いジャンルの舞台に出演して現代演劇、レビュー、太鼓などの演出や映画監督も手掛け世界に誇るアーティストとして活躍していることなどが、右近さんは初舞台以来切れの良い踊りが高く評価され、菊五郎劇団で更に資質を磨き、娘方や若衆を中心に様々な役を演じてきたことや、平成27年から行っている自主公演「研の會」などで大役に挑んで成果を上げていることなどが贈賞理由となりました。

※賞の詳細や他の受賞者については こちらのページをご参照ください。