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新橋演舞場「初春花形歌舞伎」が初日を迎えました
1月3日(日)新橋演舞場1月興行「
初春花形歌舞伎」が初日を迎えました。
『菅原伝授手習鑑 車引』では中村獅童、市川右近、市川春猿が豪快な荒事を熱演し、歌舞伎ならではの様式美で客席を魅了。
続いて、生誕200年を迎える河竹黙阿弥の人気狂言『弁天娘女男白浪』では、美しい娘の姿に化けた弁天小僧菊之助(市川海老蔵)が男の本性を現す場面を見事に演じ、「知らざァ言って聞かせやしょう」ではじまる名台詞でも客席を沸かせました。
また五人男が花道に勢揃いし、それぞれ名乗りを上げる場面では、これぞ歌舞伎という舞台に万雷の拍手!さらに、大詰の弁天小僧の極楽寺の大屋根での大立廻り、大屋根がそのまま後ろに回転し極楽寺山門の場へ変わるおおがかりな舞台転換“がんどう返し”など、まさに圧巻の舞台となりました。
平成21年1月新橋演舞場で復活上演して以来の上演となる、歌舞伎十八番の内『七つ面』では、新たに台本を再構築し、まったく新しい『七つ面』が誕生。
劇中劇『七つ面』では、元興寺赤右衛門(がごぜのあかえもん)(市川海老蔵)が面を用いて舞い、さらに最後には市川海老蔵として、口上、「新年あけましておめでとうございまする。市川海老蔵にござりまする。」などとご挨拶し、無病息災を祈念して“にらみ”を披露。客席が熱狂に包まれる中、幕となりました。
「初春花形歌舞伎」は、1月24日千穐楽まで。市川海老蔵、中村獅童、市川右近をはじめとした豪華な顔ぶれで贈る、お正月にふさわしい絢爛豪華な舞台。どうぞお見逃しなく!

