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春猿、月乃助、笑三郎が初日を前に意気込みを披露~10月三越劇場 新派名作撰『婦系図』


 10月10日(木)~25日(金)、三越劇場では、新派百二十五年、泉鏡花生誕百四十年を記念し、 新派名作撰『婦系図』が上演されます。市川春猿のお蔦、市川月乃助の早瀬主税(ちから)、市川笑三郎の小芳、新派の代表作として長年に亘り愛されてきた泉鏡花の名作に歌舞伎俳優三人が新たな息吹を吹き込む話題作です。公演初日を前に9日(水)、春猿、月乃助、笑三郎が意気込みを披露しました。

【市川春猿】
お蔦を演じるのは、歌舞伎の女方としては、前回の玉三郎さん以来30年振り、勉強させていただくというつもりで勤めさせていただきます。実際に湯島天神にお伺いし、渡り廊下にも立たせてもいただきましたので、気持ちも込めやすく、その情景がきっとお客様にも伝わり、より楽しんでいただけると思っています。

【市川月乃助】
泉鏡花先生の新派作品のなかでも、歌舞伎でいえば『勧進帳』のような十八番の中の十八番という作品です。お蔦、早瀬主税、小芳の三役を歌舞伎俳優で勤めるのも史上初とのことで、身の引き締まる思いです。初役ですが、諸先輩方の主税を参考に勤めたいと思います。

【市川笑三郎】
芸者の小芳を勤めさせていただきます。とても人間らしい女性で、共感しながら勤めております。お客様には、ちょっと秘め事がございますので、観ていただいて謎をといていただきたいと思います。ぜひ劇場に足をお運びください。