4 月歌舞伎座で組上燈籠絵『先代萩』を展示しています

松竹大谷図書館では演劇・映画の専門図書館として、その活動内容や貴重な所蔵資料を広く知らしめるため、多彩な特別展示を企画しています。
今月4 月公演中は、歌舞伎座1 階ロビーにて「四月大歌舞伎」昼の部『裏表先代萩』上演にちなみ、松竹大谷図書館所蔵の組上燈籠絵『先代萩 御殿・床下』組上完成形を展示しています。
歌舞伎座ショーケースにて、上演演目にちなみ、2 月は『組討』、3 月は『鏡山奥庭』と継続している本企画展ですが、今月は下手側より上手側の1 階お土産処「木挽町」手前のショーケースに移動し、展示を行っています。ご観劇の折には、ぜひご覧ください!
歌舞伎座4 月特別展示 組上燈籠絵『先代萩 御殿・床下』
◆【開催期間】令和8(2026)年4/2(木)~4/27(月) 「四月大歌舞伎」公演期間中
◆【開催場所】歌舞伎座 1 階上手側ロビー ショーケース
『伽羅先代萩』の「御殿」の場と、続く「床下」の場を一つの構図に盛り込んだ組上燈籠絵です。
『伽羅先代萩』は安永6(1777)年初演、仙台藩伊達家で実際に起こった御家騒動、いわゆる「伊達騒動」を劇化した時代物です。「御殿」では鶴千代の乳人政岡と、お家乗っ取りを企む仁木弾正の妹八汐(やしお)が対決。
「床下」では、密かに若君を守護している荒獅子男之助が怪しい鼠を捕らえ鉄扇で打ち据えますが、とり逃がしてしまいます。この鼠の正体こそ、仁木弾正なのです。悪人一味の連判状を奪い返し、得意の妖術で悠々と消えていく仁木には、煙を模した真綿をつけています。
「組上燈籠絵」とは江戸期から昭和期まで流行したおもちゃ絵といわれる浮世絵の一種で、絵の中のパーツを切り出して貼り付け、立体に組み立てて遊ぶ、江戸時代のペーパークラフトのようなものです。
松竹大谷図書館では、このような歌舞伎にまつわる「組上燈籠絵」を160 点余り所蔵し、デジタルアーカイブで公開しています。
また、松竹大谷図書館では、より多くの方に貴重な所蔵資料を知ってもらい、身近に感じてもらう目的で、資料をデザインに使用したオリジナルグッズを販売しています。
『先代萩』も、文庫本カバーとしてデザインしたグッズを1階お土産処「木挽町」や当館にて販売中。こちらも、ぜひお手にとってご覧ください。








