芸に命を懸けた名優 中村吉右衛門 舞台に生きる

中村吉右衛門/著
小学館
B5判/248p
2022年9月5日発行
定価4,500円(税別)

人間国宝、歌舞伎俳優、最期の日々に迫る。

●コロナ禍、名優が悟った「舞台でしか生きられない・・・」

倒れる直前まで書き続けた連載エッセイ。
数年先まで演じたい役があったという吉右衛門丈だが、
老境の人生観、未来への金言が綴られていて、
まるで我々への遺言かと思われるような話に胸が熱くなります。

「生きていることは本当に本当に幸せで嬉しいことです」
(2章 随筆より)

●舞台での圧倒的なオーラをカラーで堪能。芸談も!

命がけで挑んだ晩年の舞台は圧巻。
若い役者やファンに向けて語った貴重な芸談も見逃せません。

●描き溜めた役者絵、日日の絵の数々

若い頃から描くことが日常だった吉右衛門丈。
当たり役から、カレンダー裏に書き込んだラフ画、
未完成の絵本など一挙公開。

●貴重な吉右衛門夫人インタビューも

19才の時、ひと回りはなれた吉右衛門丈と結婚した知佐夫人。
今まで表に出てこなかった夫人の、
出会い、右も左もわからなかった歌舞伎世界、
素顔の吉右衛門丈など、初めて語る内容が満載です。

●鬼平ファン必読。作家逢坂剛が特別寄稿

「鬼平犯科帳」で吉右衛門ファンになったという方々にも!
ぜひご一読ください。

詳細は こちらをご覧ください。