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勘九郎の長男中村勘太郎、次男中村長三郎の初舞台が発表になりました


 平成29年2月歌舞伎座「二月大歌舞伎」において、中村勘九郎の長男、波野七緒八(なみの なおや)が三代目中村勘太郎、次男の波野哲之(なみの のりゆき)が二代目中村長三郎を名乗り、『門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)』にて初舞台を勤めることが発表になりました。

中村勘九郎
 この度、来年の2月に私の長男七緒八が三代目として勘太郎、そして次男哲之が二代目として長三郎で初舞台をさせていただくことになりました。父(十八代目中村勘三郎)が亡くなってからも、こうして歌舞伎座で初舞台が出来るということ、本当に嬉しく思っております。
 来年の2月までまだ1年ありますけれど、一生懸命二人とも稽古をして、良い初舞台を迎えることができればと思っています。

 二人は性格が全く違っていて、七緒八は比較的おとなしい方、哲之は家の中では大変です(笑)。二人とも教えてもいないのに、歩き方や立ち姿が父によく似ていて・・・片方の手をポケットに入れる仕草やソファーでの寝姿も、本当によく似ています。

 二人生まれた時に初舞台に『桃太郎』をさせてあげたいなという気持ちがあったので、こうして叶い本当に嬉しいです。
 親子三代『桃太郎』で初舞台ですから、きっと父も喜んでくれていると思います。私たちが子供の頃から「良い役者になってくれよ」というのが父の口癖でしたので、多分、彼らにもそのことを伝えたいのではないかと思っています。


中村七之助
 こうして二人を見ておりまして、私の初舞台の記者会見の時よりも凄く静かだなと(笑)。確実に私達よりは、この兄弟は良い役者になってくれると確認しました。あとはお客様に大勢来ていただいて、この二人の初舞台を祝っていただきたいと思います。
 初舞台の記憶は、照明が明るくて、頭が痛かった、という程の記憶しかないので、多分この子たちもそういう気持ちだと思いますが、できるかぎり一生懸命やってほしいなと思っています。