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国立劇場で「映像でたどる国立劇場の歌舞伎 その2」が開催されました

 1月20日(金)国立劇場大劇場で、特別座談会「映像でたどる国立劇場の歌舞伎 その2~昭和57年から平成8年まで~」が開催され、松本幸四郎中村福助市川染五郎らが当時の映像を鑑賞し、名優の演技や名場面を振り返りました。

 国立劇場開場45周年を記念して行われている特別座談会「映像でたどる国立劇場の歌舞伎」。その2回目となる今回は、昭和57年から平成8年までに上演された作品を紹介。まず最初に昭和57年11月、松本幸四郎が弁慶を勤めた『勧進帳』、続いて昭和59年10月六世中村歌右衛門の『壇浦兜軍記』、さらに昭和61年開場20周年記念の『假名手本忠臣蔵』、平成2年3月七世中村芝翫の『京鹿子娘道成寺』、平成7年11月幸四郎、福助、染五郎が共演した『八幡祭小望月賑』など、年代ごとに名舞台が紹介され、名優の演技を懐かしむ客席からは何度も拍手が沸き起こりました。

 幸四郎は「国が国立劇場を建て、こうして歌舞伎を支えて下さるのは、歌舞伎が始まって以来画期的な事。私達の芸を慈しみ、また歌舞伎俳優の養成事業も行って下さって、感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶。福助は「先輩達の築いたものを受け継ぎ、さらに次の世代に伝えていきたい」、染五郎は「大先輩の映像を改めて拝見し、芸の道は遠く長い・・・少しでも近づきたい」と語りました。

 3月9日(金)には市川團十郎坂東三津五郎を招き「 映像でたどる国立劇場の歌舞伎 その3」が開催される予定です。チケットの発売は2月6日(月)より。ぜひお見逃し無く。