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海老蔵が意気込みを披露~11月歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」


 11月歌舞伎座では 松竹創業120周年 吉例顔見世大歌舞伎 十一世市川團十郎五十年祭が開催されます。
 公演に先立ち記者会見が行われ、市川海老蔵が公演への思いを語りました。

 この度、祖父十一代目市川團十郎の五十年祭を、歌舞伎座におきまして、皆様方のお力、お客様の熱い思い、何より父十二代目市川團十郎の“五十年祭を行いたい”という思いを引き継いで執り行いますこと、この場をお借りしましてあらためて御礼申し上げます。
 また、その折にあやかりまして、せがれの勸玄が『江戸花成田面影』で、諸先輩方のお力添えを賜りまして、初お目見得をさせていただきます。ちょうど一昨年、娘の麗禾が2歳8ヶ月で初お目見得したのですが、勸玄もこの11月で2歳8ヶ月ということで、姉弟平等にできたことが、親ながらうれしい限りでございます。

 私は祖父に会ったことはございませんが、私が歌舞伎を始めたきっかけは、祖父の『与話情浮名横櫛』をビデオで観たことでした。「世の中にこんなにかっこいい男がいるんだ」、そこから祖父に憧れ、歌舞伎道に入って参りました。姿も、声も、顔も、全てが好きです。十一代目團十郎が大きい男だったからこそ、父のような大きな男が生まれたのではないかと感じています。

 今回は、祖父の代表作でもあります『若き日の信長』を昼の部で勤めます。夜の部の『河内山』は初役です。私自身にプレッシャーかけながら、日本の伝統文化の代表作をきちんと継承していきたいと思っています。『江戸花成田面影』は、皆様のお力添えで本当に立派な初お目見得ができて、勸玄は幸せ者だなと思っています。


 写真撮影に登場した勸玄くんは、記者に名前を尋ねられ「堀越勸玄です」と元気に答えていました。