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第36回松尾芸能賞贈呈式が行われ、中村七之助が新人賞を受賞しました


 3月27日(金)に、公益財団法人松尾芸能振興財団が主催する第36回松尾芸能賞の贈呈式が東京・帝国ホテルで行われ、日本俳優協会会員の中村七之助が新人賞(演劇部門)を受賞しました。大賞(歌謡部門)の五木ひろし氏など、8名と1団体の受賞者に表彰状とトロフィーが贈呈されました。

 父(十八世中村勘三郎)も叔母(波乃久里子)も兄(中村勘九郎)もいただいた松尾芸能賞を頂戴し、本当に嬉しく、この賞に恥じないように芸道に精進していきたいと思います。「同じ賞を頂きました」と父に報告させていいただくつもりです。

 父が19歳のときに、唐十郎さんのテントでのお芝居をみて、「こういうところで芝居がしたい」と夢見て、40歳を過ぎ初めて建てたのが「平成中村座」です。来月(4月)には浅草寺境内で、父が亡くなってから初めて「平成中村座」を建てて公演することになりました。本当に嬉しい、夢のようです。

 「中身がよくなければお客様は離れていってしまう、危機感を持ってやりなさい」と、父によく言われました。素敵な小屋ですから、その小屋に似合った中身の良い芝居をして、また皆様に平成中村座を愛してもらいたいと思います。