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菊五郎、時蔵、松緑、菊之助が鏡開き~国立劇場「初春歌舞伎公演」


 1月3日(土) 国立劇場 初春歌舞伎公演『南総里見八犬伝』の初日、開演前の劇場ロビーで恒例の「鏡開き」が行われ、朝早くから詰めかけた沢山のお客様の前で、尾上菊五郎中村時蔵尾上松緑尾上菊之助が意気込みを語りました。

【尾上菊五郎】
 皆様あけましておめでとうございます。今年のお正月は『南総里見八犬伝』ということで、国立劇場でも数回演じましたが、この度大幅に手を入れまして、また出演者の皆さんのお知恵を拝借して、お正月らしい勢いのあるお芝居に仕上げました。
 どうか楽しんでご見物いただけるようお願いいたします。どうぞ今年も宜しくお願いいたします。


【中村時蔵】
 新年あけましておめでとうございます。今年は、八犬士の一人、犬坂毛野を勤めさせていただきます。この役は梅幸のおじ様が何度もお勤めになったお役です。今回はそのお役とは随分変わり新しくなっておりますが、気心の知れた一座で、楽しく千穐楽まで勤めたいと思っております。
 私事でございますが、今年は未年で年男でございます。この一年楽しく勤めたいと思っております。


【尾上松緑】
 お正月早々、国立劇場にご来場いただきまして誠にありがとうございます。
 今月私は、網乾左母二郎と犬飼現八という、悪人と正義の味方という二役を演じさせていただいております。気の変わる二役を、大変気持ち良く演じさせていただいておりますので、その気持ち良さがお客様に伝わるように演じたいと思います。


【尾上菊之助】
 未年だけに「あけましてお“め~”でとうございます」(笑)。先月に続きまして、今月も二ヶ月連続で国立劇場に出させていただいております。
 私の勤める犬塚信乃は、歌舞伎史上の中でも三本の指にはいるようなスーパーヒーローの役でございます。父が度々勤めて参りましたが、今回私が勤めさせていただきまして、父の記憶を塗り替えるくらいの出来で終われるようにがんばっていきたいと思っています。