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新作歌舞伎『陰陽師』主題曲奉納演奏が行われました~歌舞伎座新開場柿葺落「九月花形歌舞伎」


 9月1日(日)に初日を迎える、 歌舞伎座新開場柿葺落「九月花形歌舞伎」、夜の部では『陰陽師 滝夜叉姫』が上演されます。公演に先立ち、8月15日(木)『陰陽師』の主題曲を作った尺八奏者・き乃はちによる奉納演奏が築地本願寺本堂で行われました。
 き乃はちは、歌舞伎座で市川染五郎が坂本竜馬を演じた平成19年『竜馬がゆく 立志篇』、平成20年『竜馬がゆく 風雲篇』、平成21年『竜馬がゆく 最後の一日』で初めて歌舞伎の音楽を担当、主題曲「宙へ」を発表しています。奉納演奏には、安倍晴明を演じる市川染五郎、原作者の夢枕獏らも出席し、思いを語りました。

【市川染五郎】
とても素敵な演奏で、感動して歯を食いしばりながら泣くのを我慢していました。『竜馬がゆく』三部作の「宙へ」も演奏して下さいましたが、聞きながら改めて当時の様々なことを思い起こしていました。一曲に全てが詰まっているように感じられる音楽というのは本当に凄い、この感動を9月の舞台にぶつけたいと思っています。

【き乃はち】
今回『陰陽師』に参加させていただき心から感謝しています。今日、本願寺でこの曲に魂が入るように演奏させていただきました。9月に幕をあけ、染五郎さん方が違う形で新たに曲に魂を入れて下さることを願っています。

【夢枕獏】
今回の舞台の台本を思いだしながらお聴きして、頭の中で「出来上がったな」と感じています。音の持っている力というのは本当に凄い。聞くだけでドラマとストーリーが浮かんで参ります。舞台を早く見たなと思っています。