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　3月29日（木）に、財団法人松尾芸能振興財団が主催する第33回松尾芸能賞の贈呈式が東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で行われ、日本俳優協会会員の歌舞伎俳優・中村勘九郎さんが新人賞(演劇部門)を受賞しました。おなじく新人賞(邦楽部門）に清元節の三味線方、清元栄吉さんが、大賞(演劇部門）には三谷幸喜さんが選ばれるなど、８名の受賞者に表彰状とトロフィーが贈呈されました。

　勘九郎さんは「嬉しかったのは、今回大賞を受賞された三谷幸喜さんの作品『ろくでなし啄木』が、私の新人賞の選考理由に入っていたこと。贈賞理由の作品の多くが勘太郎を名乗っていた頃のもの･･･前の勘九郎（父・十八代目中村勘三郎）はこの賞を2度も受賞しているので（第10回優秀賞、第23回大賞）本当は勘太郎にあげたかったな（笑）」と喜びを語りました。

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