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11月国立劇場『日本振袖始』梅玉、魁春が成功祈願を行いました
国立劇場11月歌舞伎公演『日本振袖始(にほんふりそではじめ)』に出演する中村梅玉、中村魁春が、出雲大社東京分祠を訪れ成功祈願を行いました。 |
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中村梅玉 11月国立劇場の歌舞伎公演は近松門左衛門の作品の上演です。近松というと『曽根崎心中』など、上方の世話物のイメージがありますが、スケールの大きな作品も描いており、そのうちの1つがこの『日本振袖始』です。全五段の大作ですが今回は後半の部分、伝説や神話として有名な八岐の大蛇(やまたのおろち)を素戔嗚尊(すさのおのみこと)が退治する場面を中心に上演いたします。 今日、成功を祈願していただき、神様のパワーをいただいたような気がします。今回は序幕で「出雲国簸の川川岸桜狩の場」を上演しますが、その場面をご覧頂くと「振袖始」という題名の由来もわかっていただけると思いますます。日本人であれば一度は聞いたことのあるお話を近松が浄瑠璃になさったのですから、多分子どもたちに昔話を話して聞かせるような感覚で、楽しんでお書きになったのではないでしょうか。演じる方もあまり固くならず「素戔嗚尊のアドベンチャー」というような感覚で、お客様に楽しんでいただけるお芝居にしたいと思っております。
 出雲大社東京分祠での成功祈願の様子 中村魁春 私は、岩長姫実は八岐の大蛇を勤めさせていただきます。昭和46年、国立劇場で父(六代目歌右衛門)が上演した際、自宅で父が戸部銀作先生らと一緒にこのお芝居を創っている様子を拝見しておりました。今回、国立劇場四十五周年、そして父が亡くなりましてから10年という節目の年にこのお役を勤めさせていただくことができ、大変ありがたく思っております。 今日の成功祈願は大変有難いのですが、私は美しい女性を食べて生きながらえるオロチの役ですから、その事を考えますとあまり出雲大社様からパワーをいただいてはいけませんね(笑)。兄共々、このお芝居に出演させていただくのは初めてです。父が勤めていたように、オロチと岩永姫との変わり目が自然に出せるように、また近松の所作らしい大きな舞台になるように精一杯頑張りたいと思っています。
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成功祈願の後、2人は都内ホテルで開催されていた「東京島根県人会総会」を訪れ、島根の民俗芸能である石見神楽(いわみかぐら)で使用される八岐大蛇や素戔嗚尊の装束など、舞台に縁のある品々を見学しました(写真下)。公演は11月3日(木)から26日(土)まで。詳細は こちらをご覧下さい。 |