Home > トピックス一覧 > 第17回日本俳優協会賞 表彰式を行いました

トピックス

第17回日本俳優協会賞 表彰式を行いました

日本俳優協会が毎年行っている日本俳優協会賞の第17回(平成22年度)の表彰式が、6月21日(火)、新橋演舞場の舞台をお借りして、夜の部の『夏祭浪花鑑』の後の休憩時間に行われました。
歌舞伎キャスター・鈴木治彦氏の司会で式が始まり、日本俳優協会会長・中村芝翫から各受賞者に賞牌と副賞が贈られました。最後に、来賓の松竹(株)専務取締役・安孫子正氏からご祝辞をいただきました。
今回の受賞者と受賞理由は以下の通りです。皆様おめでとうございます。

◆日本俳優協会賞
坂東 守若 氏
歌舞伎を支える「後見」の現役として、現在、最も優れた技術を持っている。「後見」がなければ、歌舞伎は成り立たない貴重な「演技」である。守田勘弥亡きあと、誠実に、坂東玉三郎を支えてきた。長きにわたり、歌舞伎へ貢献してきた点が評価され、日本俳優協会賞に相応しいと認められる。

◆日本俳優協会賞 奨励賞
片岡 松次郎氏
上方歌舞伎塾を卒業後、片岡仁左衛門一門に入門し、以来、日々修業に励んでいる。平成22年7月の大阪松竹座『竜馬がゆく』三吉慎蔵で抜擢に応えた好演を見せ、再演ながら、初演より更によくなっていた。また、その他の芝居においても、与えられたワキの役々で存在感を際だたせている点が、まさに奨励賞に相応しいと思われる。

◆日本俳優協会賞 奨励賞
児玉 真二 氏
平成22年1月三越劇場公演山田洋次監督初演出『麥秋』の矢部謙吉では、今までとはひと味違うリアルな役作りで進境著しかった、またアトリエ新派『浪花女』では、主役・豊沢団平を好演。これまでの勉強の成果を充分に現したことが、奨励賞に相応しいと思われる。

◆日本俳優協会賞 功労賞
市川 升助 氏
頭取の先頭に立って仕事をこなし、そのまじめで毅然とした仕事ぶりは、功労賞に値する。幕内にあって皆をまとめ、安心して芝居に打ち込める点は、だれもが認めるところである。