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国立劇場3月新派公演『遊女夕霧』『寺田屋お登勢』初日を前に舞台稽古が行われました


 国立劇場3月新派公演は『遊女夕霧』『寺田屋お登勢』の上演です。3日(木)の初日を前に、水谷八重子、波乃久里子、中村獅童、市川月乃助が意気込みを披露しました。

【水谷八重子】
23回の公演全て、この国立劇場が超満員になるくらい、お客様にお運びいただきたい。そればかりを祈っています。私は幸せなお登勢です。いままでも素敵な龍馬さんとばかり出会ってきましたが、今度の獅童さんの龍馬は素敵すぎて、とてもドキドキしております。
 徳川幕府を倒し、政治を新しくしようという若い情熱に憧れているお登勢、その気持ちが私にはとてもよく理解できます。今の世と同じだなと思ってしまうような台詞にドキッとしたり、そういうところも併せ持ってご覧頂きたいと思っています。

【波乃久里子】
 大好きな国立劇場のすがすがしさ、今日もこうして祖父(六代目尾上菊五郎)の鏡獅子の像の前での会見、おじいさまにも力をいただきたいと思います。今回は月乃助さんが相手役を勤めて下さいます。この与之助さんに一ヶ月惚れることができるのが本当に嬉しい、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています。
 今回は、国立劇場の装置などを、ふんだんに使わせていただいています。また劇場の前もそろそろお花見にも良い頃で、そちらも楽しみです。

【中村獅童】
 新派の舞台に初めて参加させていただきますが、尊敬する八重子さんも久里子さんから、少しでも多くのことを盗めたらと思っています。月乃助さんと歌舞伎以外の舞台でお芝居をさせていただくのは初めてのことで、また新鮮な気持ちです。
 今回、劇中に登場する犬は私の愛犬で・・・これから舞台稽古でちゃんと演技ができるか、今はそのことで頭がいっぱいです(笑)。

【市川月乃助】
 今年の一月に劇団新派に入団させていただき、こうして私の母校とも言うべき国立劇場で新派公演をさせていただけるのを本当に嬉しく、その思いを込めて精一杯勤めたいと思っています。