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早稲田大学演劇博物館で「八代目市川團十郎展」を開催

10月2日から、早稲田大学演劇博物館において、企画展示「八代目市川團十郎展」が開催されます。

八代目市川團十郎(1823~1854)は、名優七代目市川團十郎の長男として誕生し、10歳で團十郞を襲名した江戸時代最後の團十郎です。父七代目は、天保改革の風俗取締政策により江戸十里四方追放という重罰を科せられ、江戸を去りました。若年ながらも市川家を背負って立つ八代目は、七代目が制定した「歌舞伎十八番」や父の当たり役を受け継ぐ一方で、八代目独自の境地をも開いていきます。新しい役どころを得て、役者としてますます花開き充実している時期に、32歳の若さで自殺を遂げ、大きな衝撃を世間に与えました。圧倒的な人気を誇り、多くの人々に惜しまれつつ人生の幕を引いた花の役者でした。
このたびの展示会では、門外不出の市川家の収蔵資料や学会未知の書簡類等を館蔵資料と共に展示して、八代目團十郎の魅力に迫ります。

  ☆開催期間
   2012年10月2日(火)~12月2日(日)

  ☆開館時間
   10:00~17:00 (火・金曜日は10:00~19:00)

  ☆会場
   早稲田大学演劇博物館 六世中村歌右衛門記念特別展示室

  ☆入館無料

また、会期中の10月30日に、関連演劇講座として「花の役者 八代目市川團十郎の魅力」が開催されます。

  ☆開催日時
   2012年10月30日(火)
   14:45~16:15(開場14:00)

  ☆講師
   十二代目市川團十郎 (歌舞伎俳優・早稲田大学特命教授)

  ☆聞き手
   木村涼(早稲田大学演劇博物館研究員)

  ☆会場
   早稲田大学大隈記念大講堂

  ☆入場無料・事前予約不要
   当日10:00~14:00に座席番号記載の入場整理券を配布します(お一人様1枚、先着順)

※企画展・関連講座とも、詳細は こちらのページでご確認ください。