Home > トピックス一覧 > 戌井市郎さんご逝去

トピックス

戌井市郎さんご逝去

文学座劇団代表で演出家の戌井市郎(いぬい・いちろう、本名:戌井市郎右衛門=いぬい・いちろうえもん)さんが、12月15日午前11時17分、肺炎のため東京都内の病院でご逝去されました。享年94歳。葬儀は近親者のみで執り行われ、後日劇団葬が開かれる予定です。

【略歴】
大正5年京都市に生まれる。京都二商卒業。日本演劇協会常任理事。日本演出家協会評議員。文学座代表。
主な演出に『女の一生』『ふるあめりかに袖はぬらさじ』『鹿鳴館』など。朝日舞台芸術賞、読売芸術栄誉賞。紫綬褒章、勲三等瑞宝章ほか。
文学座の創立に参加。新劇をはじめ創作劇の演出を得意とし、歌舞伎や新派などの演出でも活躍。祖父は新派の名優・喜多村緑郎(きたむらろくろう)。
  ― 『かぶき手帖』2010年版より ―

謹んでご冥福をお祈りいたします。