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寳山左衞門さんご逝去
長唄鳴物演奏家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の寳山左衞門(たから・さんざえもん、本名:若林英次=わかばやし・えいじ)さんが、8月7日(土)午後5時12分、老衰のためご逝去されました。享年88歳。ご葬儀・告別式は8月13日(金)午前10時30分から、東京都世田谷区弦巻の常在寺釈迦殿にて執り行われる予定です。喪主は孫の七代目福原百之助(ふくはら・ひゃくのすけ)さん。
【略歴】
大正11(1922)年生まれ。幼いころより父・五代目福原百之助に師事し、小鼓、太鼓、笛の指導を受ける。福原英次を名のっていたが、昭和39(1964)年六代目福原百之助を襲名。昭和43年国立劇場養成課講師となる。昭和58年紫綬褒章受章。平成4(1992)年四世宗家寳山左衞門を襲名。平成5年重要無形文化財保持者に認定。同年勲四等旭日小綬章受章。
主に演奏会の笛方として活躍し、その繊細な演奏や笛の作曲で高い評価を得た。代表曲のひとつに『嵯峨野秋霖』(さがのしゅうりん)。録音も多数。また、著書『横笛の魅力』(新芸術社、平成2年)は改訂新版が出るほどの名著として知られ、父の遺した『黒美寿』(黒美寿研究会、昭和58年)の出版にも携わった。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
【略歴】
大正11(1922)年生まれ。幼いころより父・五代目福原百之助に師事し、小鼓、太鼓、笛の指導を受ける。福原英次を名のっていたが、昭和39(1964)年六代目福原百之助を襲名。昭和43年国立劇場養成課講師となる。昭和58年紫綬褒章受章。平成4(1992)年四世宗家寳山左衞門を襲名。平成5年重要無形文化財保持者に認定。同年勲四等旭日小綬章受章。
主に演奏会の笛方として活躍し、その繊細な演奏や笛の作曲で高い評価を得た。代表曲のひとつに『嵯峨野秋霖』(さがのしゅうりん)。録音も多数。また、著書『横笛の魅力』(新芸術社、平成2年)は改訂新版が出るほどの名著として知られ、父の遺した『黒美寿』(黒美寿研究会、昭和58年)の出版にも携わった。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
