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第16回読売演劇大賞 贈賞式が行われました。

2月26日(木)、第16回読売演劇大賞の贈賞式が東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、日本俳優協会常任理事の中村吉右衛門さんが選考委員特別賞、同会員の中村勘太郎さんが杉村春子賞をそれぞれ受賞しました。

吉右衛門さんは「このような名誉ある賞をいただけました事、本当にうれしく思っております。この賞の対象となりました2008年9月歌舞伎座の秀山祭は、私の父・初代吉右衛門の魂を受け継ぐ興行であり、その時に勤めました『逆櫓』の樋口次郎は初代吉右衛門が得意としたものでございます。また、10月国立劇場の『大老』は実父・松本白鸚から受け継いだもので、二人の父に親孝行ができたと、ひときわの思いがいたしております。この賞を励みといたしまして、これからも努力をして参りたいと思っております。」と挨拶。

勘太郎さんは「このような大きな賞をいただき、たいへん幸せに思っています。去年10月、浅草寺境内に建ちました平成中村座で、子供の頃から憧れていた『仮名手本忠臣蔵』に出演させていただきました。その中で8役、大役を勤めさせていただき、記憶が飛んでしまうほど無我夢中で勤めました。公演中は、役をつかめず悔しい思いもしましたが、このようにすばらしい賞をいただくことができて本当に驚いています。この幸せにあぐらをかかないように、一生懸命精進して稽古をしていきたいと思っています。」と喜びを語りました。

※賞の詳細や他の受賞者については、読売新聞ホームページ内の「読売演劇大賞」ページでご確認下さい。