片岡 千壽 (初代) カタオカ センジュ

屋号
松嶋屋

プロフィール

▼1997(平成9)年に片岡秀太郎の監修で上方歌舞伎の継承者育成のため設立した「松竹 上方歌舞伎塾」1期生の1人。鈴を張ったような瞳、ちょっと角ばった顔によく通る声の女方で、上方若手俳優による上方歌舞伎会や勉強会「晴(そら)の会」では、『傾城反魂香』のおとくなど主役級を勤める。最近は東京の舞台に多く出演するが本領は上方もの。廓の仲居などに出ると大歌舞伎の品格も出てきた。

〔鈴木多美〕

経歴

芸歴

▼1981年生まれ。99年上方歌舞伎塾第1期修了。3月大阪松竹座『忠臣蔵』十一段目の村松三太夫ほかで初舞台。12月二代目片岡秀太郎に入門し、南座『浪華の春雨』の捕手で片岡千壽郎を名のる。2012年12月南座『廓文章』吉田屋の仲居およしで初代片岡千壽を名のり名題昇進。

受賞

▼2012年第十八回日本俳優協会賞奨励賞。13年度咲くやこの花賞。16年8月第二回あべの歌舞伎「晴の会」における成果で16年度大阪文化祭賞奨励賞。

舞台写真

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