▼猿之助一門の若手リーダー。立役。爽やかな調子と踊りの巧さには定評がある。猿之助ゆずりのエネルギッシュできびきびした演技が魅力で、師匠の持ち役である『四の切』の忠信実は源九郎狐をみごとに継承した。上方出身らしく『夏祭浪花鑑』の団七、『女殺油地獄』の河内屋与兵衛など、上方の演目も得意とする。スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』では段治郎とダブルキャストでヤマトタケルとタケヒコを熱演した。
▼昭和38年11月26日生まれ。飛鳥流家元・飛鳥峯王の長男。47年6月南座『天一坊』の一子・忠右衛門で初舞台。50年に猿之助の部屋子となり、市川右近を名のる。平成10年7月歌舞伎座『義経千本桜』の小金吾で名題昇進。
▼平成元年松尾芸能賞新人賞。2年咲くやこの花賞。4年歌舞伎座賞。6年名古屋ペンクラブ年間賞。8年眞山青果賞奨励賞。19年3月国立劇場優秀賞。



