▼立役。猿之助一門の若手の中で踊りと芝居の巧さで群を抜く。どんな役でもこなしているが、ことに三枚目や赤ッ面の荒若衆、軽妙な半道敵や端敵役などに独自の芸域を確立しつつある。故・九代目澤村宗十郎の持ち役だった『當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)』の矢橋の橋蔵というユニークな役も、いまやこの人のものとなっている。
▼昭和42年8月15日生まれ。50年1月歌舞伎座『寺子屋』の寺子で初舞台。子役から53年5月に猿之助の部屋子となり、南座『加賀見山再岩藤』の志賀市ほかで二代目市川猿弥を名のる。平成10年7月歌舞伎座『』義経千本桜』の武蔵坊弁慶で名題昇進。
▼平成12年松尾芸能賞新人賞。


