このデータベースのあらまし

(1)
このデータベースには、昭和20年(1945)から現代までに、国内の主要劇場で行われた本公演、研究公演および地方公演などで、日本俳優協会所属の歌舞伎俳優が出演した公演の上演データが収録されています。新規のデータは、チラシや劇場のホームページなどで公表された情報を入力して第1段階として公開し、公演終了後に筋書をもとに追記した詳細なデータを第2段階で公開しています。
(2)
データの内容は、公演ごとの〔劇場名〕〔公演年月〕〔昼夜別・上演順〕〔上演時の演目名〕〔通称・場名〕〔配役〕〔備考〕となっています。〔備考〕には、各演目ごとに、襲名興行、追善興行、新作の作者や演出家などのスタッフ、特別出演の演奏家、その他の情報を記載しています。
(3)
上記のデータは、出来うる限り上演時の「筋書」やチラシに記載されたままを忠実に再現するよう配慮しました(明らかに誤りと判明した部分は訂正しました)。したがって、同一演目を検索しても、表示されるデータは劇場や公演年月によって題名や表記が異なることがあります。配役欄の表記も、すべて上演時のままに記載してあります。
なお、上演時の演目名欄に〔 〕で囲まれている演目名は「筋書」には記載されていないが、検索の便宜上、データ入力時に書き加えたものです。
また、旧字も出来る限り「筋書」の通りに表示していますが、JIS第一・第二水準に含まれない漢字については、カタカナで表示しました。
(4)
「筋書」に記載がなかったなどの理由で、実際に上演された場面が不明な場合には、〔通称・場名〕のデータがないので、結果的に検索の対象から外れてしまいます。しかし、このようなデータにつきまして、場名で検索して見つからなかったとしても、必ずしもその公演で上演されなかったとは限りません。
(5)
本サイトでの日本語表示は、検索などの利便性なども考慮し、インターネットで標準的に使用できる文字を使っています。そのため、一部、固有名詞などで正確に表示できない場合があります。例えば、澤瀉屋(おもだかや)の「瀉」の[つくり]は正式には“ワかんむり”です。ご了承のほどお願いします。
(6)
このデータベースに収載されているデータは、日本俳優協会が過去に収集したデータを元に、平成17年度文化庁芸術団体人材育成事業(調査研究)の助成を受けて実施した調査結果を利用したものです。その後のデータ収集と入力・公開は、日本俳優協会で行ってきましたが、令和4年以降は、一般社団法人伝統歌舞伎保存会の資料収集事業の一環として、文化庁の助成を受けて収集したデータを利用しています。

以上、予めご理解の上、ご利用ください。