◇◆雀右衛門後援会だより◆◇
今年の冬は日本列島広範囲にわたり大雪や暴風雪に見舞われ交通機関も乱れ、ことのほか厳しい状況が続いておりますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
先日小泉芝雲様から雀右衛門丈宛に『歌舞伎を詠む』という江戸時代に花開いた歌舞伎と俳句、そのかかわりに光をあて歌舞伎を詠み込んだ書籍が贈呈されました。
著者は歌舞伎研究会三田会会員で、慶應義塾大学歌舞伎研究会に入部以来50年近く歌舞伎を観て来られた方だそうです。
著書の中の一文(P129〜P130)を著者ご了承のうえ引用させていただきました。
現代歌舞伎役者を花に譬えて詠む
芝居の良し悪しは、なんと言っても「役者」その者の力に大きく左右されるようです。又主役級の役者の演じ方如何によって、同じ芝居でも味が違ってきます。よく役者の褒め言葉に「華がある役者」という表現がありますが、その「華」が極めて大切なのであります。「華」のある役者の条件として順番に並べると「一声、二顔、三姿」、また芸風などが役柄に合うか合わないかを「仁」にあるとかないとかいいますが、これらを兼ね備えている役者を「華」のある役者というのでありましょう。
そこで、舞台の華といわれ、また現代の歌舞伎界の人気を支えている十二人の役者(但し、その一人である中村芝翫丈は平成二十三年十月に亡くなられましたが、哀悼の意を表し掲載)を、花に譬えながら俳句に詠み込んでみました。これはまさに歌舞伎ファンの心理も働いて、極めて主観的な見方に寄ってしまいますが、私なりの思いで詠んでおりますのでご勘弁ください。
中村雀右衛門(屋号 京屋)
"七重八重桜の精や雀右衛門"
ちなみに雀右衛門丈の俳名は梅斗だそうです。
歌舞伎界を背負って立つ最長老の立女形。戦後、戦地から帰還して女形に転じ、十一代目團十郎の相手役として活躍。その爛熟した濃艶な芸と格調、芸格の大きさは崇高でさえあります。「助六」の揚巻、「本朝二十四孝」の八重垣姫など、いつまでも若々しい美しさをもっています。昭和三十九(1964)年九月、四代目雀右衛門を襲名。
以上引用させていただきました。
◆2月 舞台のご案内◆
大谷友右衛門
大阪松竹座 二月花形歌舞伎(2月2日〜26日)
昼の部 『慶安の狼』 金井半兵衛
夜の部 『研辰の討たれ』 家老 平井市郎右衛門
中村京妙
新橋演舞場 二月大歌舞伎 中村勘九郎襲名披露(2月2日〜26日)
昼の部 『天衣紛上野発花 河内山』 腰元
中村京蔵
新橋演舞場 二月大歌舞伎 中村勘九郎襲名披露(2月2日〜26日)
昼の部 『天衣紛上野発花 河内山』 腰元
中村京紫
新橋演舞場 二月大歌舞伎 中村勘九郎襲名披露(2月2日〜26日)
昼の部 『天衣紛上野発花 河内山』 腰元
夜の部 『ぢいさんばあさん』 仲居
*芝雀の舞台案内は
芝雀ホームページをご覧下さい。
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四世中村雀右衛門 - 時を超える情熱と美(写真集)のご案内

笹口 玲先生のご著書の「四世中村雀右衛門 − 時を超える情熱と美」(写真集)をあらためまして再度ご紹介申しあげます。
著者の笹口 玲先生は、ハーバード大学大学院で仏教美術を専攻された美術史家で、博士課程終了後はスタンフォード大学で、日本美術講座を担当されておられました。
浮世絵(役者絵)を教えるのに歌舞伎の勉強を始められました。帰国後もジャパンタイムズの学芸に歌舞伎と文楽について寄稿され、さらに深く日本の伝統演劇の研究を続けておられます。
今年の5月末、ハーバード大学の同窓会に出席されました。この写真集を150冊携えて行かれ日本の優れた伝統文化について、紹介されたそうです。
英文が苦手な方でも充分楽しんでいただける内容です。お読みになった方からは、日本文化の紹介として卓越しているという声をいただいております。是非おご覧戴きたくご案内申しあげます。
詳しくは
こちらをご覧下さい。