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公文協「東コース 松竹大歌舞伎」製作発表で芝翫が意気込みを披露


 公文協主催の巡業公演「 東コース 松竹大歌舞伎」(5月1日~26日)が上演されます。都内にて製作発表が行われ、中村芝翫が公演への意気込みを語りました。

【中村芝翫】
襲名興行以来、3年ぶりの巡業です。『義経千本桜 川連法眼館の場』(四の切)では長男・橋之助が佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐を、そして次男・福之助が亀井六郎、三男・歌之助が駿河次郎、私が源義経を勤めます。その後には、襲名披露では親子4人で演じた『連獅子』を、私・福之助・歌之助の3人で勤めます。どちらも人気の作品で、歌舞伎初心者の方がご覧になっても楽しんでいただけるのではないでしょうか。

橋之助は「四の切」で菊五郎のお兄様のご指導を受けます。4月には仁左衛門のお兄様と一緒に巡業に伺い、そこでは『義経千本桜』の小金吾を勤めます。2ヶ月続けて巡業で『義経千本桜』の大役に挑むとあって、当人は大変意気込んでおります。
『義経千本桜』と言えば、私も20歳の頃に初役で知盛を勤めさせていただきましたが、その時は父(七代目中村芝翫)とともに(二代目尾上)松緑のおじ様に教えを請いに伺いました。先日私も菊五郎のお兄様の元にご挨拶に伺いましたが、ちょうどその時の父が今の私と同じくらいの年で、橋之助もその時の私の年齢ほどでした。歌舞伎というのはこうして後へとバトンを渡していくものなんだなと感じています。

今回、歌之助が高校を卒業し、初めて巡業に参加します。「いつかは息子3人と巡業にいければいいな」と思っておりましたが、こんなにも早く親子揃ってのお目見得が叶うとは、大変嬉しいことです。私たちの襲名は「家族型」だねと周りの方からよく言われましたが、ぜひ観る皆様も、親子そろっての「家族型」で、親の目から、お子さんの目から、それぞれの思いで観ていただけたら嬉しく思います。
私たちも胸を張って皆様に良い芝居をお届けするので、ぜひ劇場に足を運んでいただき「歌舞伎って面白いな」「今度は歌舞伎座や南座にも行ってみよう」と、歌舞伎を好きになってくれる方が増えればと願っております。