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公文協「西コース 松竹大歌舞伎」製作発表で仁左衛門が意気込みを披露


 公文協主催の巡業公演「 西コース 松竹大歌舞伎」(4月1日~26日)が上演されます。都内にて製作発表が行われ、片岡仁左衛門が公演への意気込みを語りました。

【片岡仁左衛門】
巡業は、普段歌舞伎をご覧いただくことが難しい方々に観ていただけるチャンスで、私も楽しみにしています。私たちには先人が残してくれた歌舞伎を守る使命があり、それには多くの方からのご支持を得ないといけません。あくまでも古典の狂言で、初めて観る方にもご理解いただき、「ああ、よかった」と思っていただけるように勤めたいと思っています。少しでも歌舞伎のファンを増やしたいという思いでいっぱいです。

『義経千本桜』で、いがみの権太を勤めます。決して堅苦しいものではなく、親子の愛、主従の愛、そういう“愛”というものを大切にしたお芝居です。そして義理人情という、今では薄れてきていることにもう一度気付いてほしいなと思います。
権太はよく“ならず者”と言われることもありますが、決してそうではありません。悪いことはするけれど、根は善人。夫婦愛、子供への愛、親への愛、そういうのを非常に大事にしている悪でして、そういうところが魅力です。自分勝手ではあるけれど何かそれがかわいい、許せるような男として私は演じています。

今回も「木の実」を付けています。この場面で夫婦・子供とのアットホームな雰囲気を出しておかないと、次の場面で子供や女房を犠牲にした悲劇が浮き彫りになりません。台本も随分書き換えています。分かりにくいところをカットしたり、回りくどいところを端的に説明したり、義太夫も丸本をもう一度練り直して、これは私の自信作でございます(笑)。ぜひ劇場に足を運んでいただきたいと思っています。