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初春新派公演『家族はつらいよ』出演者らが鏡開き


 1月2日(月)、三越劇場で 初春新派公演『家族はつらいよ』が初日を迎え、三越劇場本館1階中央ホールにて、出演者と原作・脚本・演出の山田洋次による「鏡開き」が賑々しく行われました。

【山田洋次】
 劇団新派という、まるで家族のようなチームの皆さんと、この1ヶ月、本当に心を込めて芝居を創り上げました。今日いよいよその成果が試されます。私もそうですが、おそらくここにいらっしゃる俳優方も、胸をドキドキさせて幕開けを待っていらっしゃると思います。お客さんにとって、楽しむことのできる芝居になっていればいいと、今は祈るような気持ちです。


【水谷八重子】
 平田富子と申します(笑)。ろくな亭主をもっておりません。そこに仕えて、なにごともないように子どもを何人も育て、そしてある日、もうたまらなくなって・・・というところからお話しが始まります。私にはその経験はございませんが、山田監督に教えていただくままに、頑張っております。何はともあれ、お客様こそが一番の相手役です。ぜひ、劇場で私たちのお相手をして下さいませ。


【波乃久里子】
 今日は初日です。本当にドキドキして、ここでも台詞が出てきてしまいそうです。本当に嬉しいことに、山田監督が新派のために書き下ろして下さいました。どうか、この素晴らしい作品をご覧になって、帰りは三越でお買い物をして、素晴らしい春をお迎えください。



【喜多村緑郎】
 今回のお芝居は、劇団新派初の、平成の現代劇です。笑いあり、涙あり、アクションあり、歌あり、これは平成の「山田歌舞伎」と呼んで良いのではないでしょうか。長男の幸之助を勤めますが、精一杯、この平田家を縁の下から支えたいと思います。




【田口守】
 監督の厳しいご指導の1ヶ月でした。やっと初日を迎えますが、いま緊張で心臓が飛び出しそうです。舞台で救急車で運ばれる場面があるのですが、その前に呼んでいただきたい様な気持ちです(笑)。とにかく皆様に楽しんでいただけるように頑張ります。



【瀬戸摩純】
 新派が130年という節目の年を迎える初春公演で、私も今までにない、新しいお役にチャレンジする機会をいただけましたことに感謝いたしております。今回は、とても気の強い長女の成子役ですが、本当は優しい瀬戸摩純です(笑)。



【児玉真二】
 新年早々、このような晴れやかな舞台に立たせていただきまして、これ以上の喜びはございません。本日から千穐楽まで、体調に気をつけ、怪我の無いように、精一杯努力して参ります。



【石原舞子】
 新派という劇団には四十数名の劇団員がおりますけれど、その中からこうやって出させていただいて本当に感謝しております。映画から舞台になった作品ですので、映画をご覧の方は、どういう風に違うかなと思って舞台を観て下さい。ご覧になっていない方は舞台をみて、その後に映画をご覧になっていただけたら嬉しいです。



【喜多村一郎】
 映画の『家族はつらいよ』は大好きで、何度も観させていただきました。今回こうして劇団新派で舞台化されて、家族のような劇団でしか表現できない舞台になっていると思います。千穐楽まで精一杯勤めます。



【春本由香】
 初めてお正月に舞台に立たせていただけること、そして初めて山田監督の作品に出演させていただけること、凄く嬉しいことが重なりました。皆さんの足を引っ張らないように頑張っていきたいと思います。