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「京の年中行事 當る戌歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」成功祈願祭とお練りが行われました


 12月1日(金)より、ロームシアター京都メインホールにて開催される「 當る戌歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」。
 南座の顔見世は、京の師走の風物詩として年中行事に数えられる歌舞伎の祭典。この由緒ある顔見世において、本年、八代目中村芝翫四代目中村橋之助三代目中村福之助四代目中村歌之助、親子四人の京都での襲名披露が行われます。
 11月5日(日)には、襲名記念行事として、八坂神社と平安神宮での「成功祈願祭」並びに人力車での「お練り」が行われました。

 さわやかな晴天のもと、まずは八坂神社での成功祈願祭。その後、中村芝翫、橋之助、福之助、歌之助は円山公園を抜け、知恩院南門前から人力車に乗車。京都造形芸術大学の学生和太鼓チーム「悳」による演奏に続き、沿道に集まった多くの人に手を振りながら、今年の顔見世興行開催地である岡崎へ移動。岡崎公園の特設ステージで四名それぞれが挨拶を行いました。


中村芝翫
「本日はたくさんお集まりいただきありがとうございます。歌舞伎ファンの皆様はもちろん、今年はロームシアター京都という新しい劇場で公演しますので、ぜひ若い方、新しいファンの皆様にもご覧いただきたいと思っております。」

中村橋之助
「昼の部『寿曽我対面』で大役・曽我五郎を勤めます。顔見世興行でこんなに大きなお役をさせていただけることを嬉しく思っております。ぜひご覧ください!」

中村福之助
「この1年の成果を京都で見ていただければと思っております。襲名が終わっても期待してもらえる役者でありたいなと思います。」

中村歌之助
「本日はありがとうございます。『寿曽我対面』で八幡三郎、『俄獅子』で鳶頭を勤めます。勉強させていただきながら、精いっぱい精進いたします。」

 溢れるほど集まった観衆からは、割れんばかりの拍手でお祝いされた四名。
 ステージを後にし、平安神宮での公演の成功祈願祭へ向かいました。神聖な空気の中、祈願祭を終え、来たる初日に向け気持ちが高まる一日となりました。