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市川左團次さん、鳥羽屋里長さんに日本芸術院賞

2016年度(第73回)日本芸術院賞の受賞者9人が日本芸術院から発表され、日本俳優協会理事・伝統歌舞伎保存会会員の歌舞伎俳優・市川左團次さん、伝統歌舞伎保存会理事で長唄唄方の鳥羽屋里長さんに同賞が贈られることになりました。

日本芸術院賞は日本芸術院会員以外で卓越した芸術作品と認められるものを制作した人、および芸術の進歩に貢献する顕著な業績があると認められた人に対して毎年授与され、その中で特に高い業績が認められた人には恩賜賞も併せて授与されます。左團次さんは『助六由縁江戸桜』の髭の意休役、『仮名手本忠臣蔵』の高師直役及び桃井若狭之助役における演技、里長さんは長年にわたり歌舞伎長唄に尽くした業績が評価されての受賞となりました。
ほかに歌舞伎の関係者では、演劇評論家の渡辺保さんが演劇全般、特に伝統演劇の本質を綿密かつ精緻に探究した長年にわたる評論の業績が評価されて、恩賜賞とともに受賞することになりました。

授賞式は6月19日(月)に東京・上野の日本芸術院会館で行われる予定です。
賞の詳細や他の受賞者については、 日本芸術院のホームページでご確認ください。