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三越劇場・初春新派公演で出演者が鏡開き


 1月2日(月)、三越劇場で 初春新派公演『華岡青洲の妻』が初日を迎え、三越劇場本館1階中央ホールで出演者による「鏡開き」が賑々しく行われました。

 最初のご挨拶は水谷八重子。「初芝居があるというのは、私たちにとりまして、本当に嬉しいことでございます。「乳ガン」がテーマのお芝居です。ご存じでしょうか?日本人が初めて「乳ガン」が手術できるということを発見した事を。その日本人が私の息子の青洲です。そこに嫁が参りました。かわいい息子に、こんな綺麗な嫁が来たら・・・喧嘩するしかございません(笑)。チマチマといじめるという所を、ぜひお楽しみ下さればと思っております」。

 続いて波乃久里子が、「三越劇場でのお正月公演は10年連続になります。こんなに嬉しいことはございません。また、私事ですが、今年は酉年で、自分の年でございます。今回は雪之丞さんの改名の披露もございます。皆様にご覧頂けることが本当に嬉しゅうございます」と挨拶。

 続いて喜多村緑郎が「昨年は新派入団と、喜多村緑郎先生のお名前を二代目として襲名させていただくことができました。これも皆様のおかげと感謝いたしております。さらに長年、修行を共にして参りました、春猿ちゃんが河合雪之丞に改名をされた記念の公演でもございます。本当に自分のことのように嬉しく感じいます。私も久里子さんと一緒で“年男”、八重子さん、久里子さん、そしてこの劇団新派の、全員で一丸となって新派を盛り上げて行きたいと思っています」と挨拶。

 さらに市川春猿改め河合雪之丞が「この度、長年お世話になりました歌舞伎界から新派に移籍させていただき、劇団員の末席に加えていただきましたこと、本当に嬉しく思っております。「加恵」は、八重子さん、久里子さんをはじめ、大勢の先輩の女優さんが演じられてきたお役です。二人の大先輩のむねをお借りして、一所懸命に勤めさせていただきたいと思っております。私も新派では「小学1年生」。まだ、ヨチヨチ歩きでございますが、皆様に支えていただきまして、また新派のほうも、御贔屓お引き立ていただきまして、少しでも多くのお客様が、劇場に足を運んでいただきす事をお願い申し上げます」と挨拶。

最後は甲斐京子が「新派公演に参加させていただきまして、2017年幕開けからとても幸せです。『華岡青洲の妻』の一員として、於勝として、一所懸命にがんばりたいと思います。」と挨拶。締めくくりは水谷八重子の音頭で、お集まりのお客様と共に手締めを行いました。