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新春浅草歌舞伎で出演者による恒例の「鏡開き」が行われました


 1月2日(月)「 新春浅草歌舞伎」初日恒例の「鏡開き」が行われ、朝早くから詰めかけた大勢の歌舞伎ファンの前で、尾上松也坂東巳之助中村壱太郎中村隼人中村梅丸中村錦之助がご挨拶を申し上げ、お客様に樽酒を振る舞いました。

【尾上松也】
 新春浅草歌舞伎への出演は3年連続となり、より向上していかなくてはいけないと、気持ちを高めております。歌舞伎界はお正月は2座で襲名興行が行われており、非常に華やかでお目出たい空気に包まれております。その明るい空気に私たちも乗り、浅草の街、浅草歌舞伎を盛り上げて華やかに勤めあげたいと思っています。
 第一部では『吉野山』の佐藤忠信、第二部では『角力場』の放駒長吉、『棒しばり』の次郎冠者を勤めます。昨年は、浅草芸能大賞新人賞を受賞いたしました。その賞に恥じぬよう、勤めていきたいと思います。


【坂東巳之助】
 私事ですが、この浅草の街で、毎年年末に「坂東流歳末たすけあい チャリティー舞踊会」を開催させていただき、また年越しは、浅草寺での鐘突に長らく参加させていただいておりましたので、こうして「新春浅草歌舞伎」に出演させて頂けるのを大変嬉しく思っております。
 今年で3年目、またこうしてここから1年を始めることが出来るのも、応援してくださる皆様のお陰です。この喜び、そして浅草の街の活気を自分の身体に取り込んで、2017年最高のスタートがきれるように、頑張って参ります。


【中村壱太郎】
 3年ぶりに浅草の地に戻ってくることができました。浅草公会堂で歌舞伎ができる喜びに満ちあふれております。残念ながら私は第一部だけの出演です・・・ですが、この公演には「お年玉ご挨拶」があり、そちらでは第2部にも出演させて頂きます。
 歌舞伎は毎日舞台が変わっていきます。女方として舞台を支え、盛り上げていける様、その一端を担えるように頑張ります。



【中村隼人】
 第1部で1役、第2部では3役、計4役と、これだけ大きなお役を新年から勤めさせていただくというのは本当にありがたいことです。一つ一つ丁寧に、また自分の命を吹き込んでいきたいと思っています。
 そして、いつもですと私が一番年下なのですが・・・今年は見て下さい!私よりも年下の梅丸くんが挨拶に立ってくれます。私も一番年下ではないので、気持ちを引き締めて望みたいと思っております。



【中村梅丸】
 私も5年連続で、この新春浅草歌舞伎に出演させていただきます。今年もこの地でお正月が迎えられる事、すごく嬉しく思っております。
 浅草では俳優の名前の入った幟(のぼり)も出して下さいますし、本当に地域に密着した公演です。私は年下であいかわらずの“弟ポジション”でございますが、お兄さん方の熱意に負けないように千穐楽まで一所懸命勤めたいと思います。


【中村錦之助】
 まだまだ若い錦之助です。今年は第2部だけの出演ですが、皆様是非とも2度、3度とご見物くださいますよう、どうぞ宜しくお願い致します。