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八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助が襲名披露のお練りを行いました


 8月29日(月)、歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」、「吉例顔見世大歌舞伎」で八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助をそれぞれ襲名する、中村橋之助中村国生中村宗生中村宜生が、東京・浅草の浅草寺を華やかに練り歩く「お練り」を行いました。

 「お練り」には鳴物の山車や、木遣り、浅草芸者衆も加わり、大変な賑わい。沿道からかかる「成駒屋!」、「八代目!」のかけ声に手を振って応えながら仲見世を練り歩いた後、襲名披露興行の成功を祈願しました。


 詰めかけた約8,000人の見物が見守る中、初めに橋之助が「歌舞伎界におきまして、親子揃っての同時の4人襲名は史上初とのこと。途中雨も降りましたが、大変な雨男であった父(七代目中村芝翫)が、きっと私たちに語りかけてくれた、そんな気持ちです。まだまだ未熟者ではございますが、皆様のお力をお借りして、この襲名を機に、盤石な東の成駒屋を築きたいと思っています。」と挨拶。

 続いて国生が「父が36年間名のっておりました橋之助の名跡を、四代目として襲名させていただきます。この上は、兄弟3人力を合わせ、家族一丸となって、この襲名に向けて一生懸命がんばっていきたいと思います」。宗生は「中村福之助という名跡を三代目として襲名させていただけることになりました。まだまだ未熟ではございますが、諸先輩方に教え助けていただきながら、一生懸命頑張りたいとおもいます」、宜生は「四代目として、中村歌之助の名跡を襲名することになりました。まだまだわからないことばかりですが、どうぞよろしくお願いいたします」と意気込みを語りました。


 成功祈願に続いて行われた囲み取材では、橋之助が「思い出の多い浅草でのお練り、こうして息子たちと襲名させていただけること、本当にありがたく思っています。昨日歌舞伎座で、橋之助として最後の舞台を勤めて参りましたが、最後に出演者、スタッフの方々が、横断幕や握手で出迎えてくれて・・・昨日と今日は僕にとって忘れられない2日間です。10月までの1ヶ月間、舞台に対する姿勢などを息子たちともう一度確認しあい、襲名を迎えたいと思っています。そして、今日のお練りのように、10月11月に、大勢のお客様が歌舞伎座に足を運んでいただけることを望んでおります」と語りました。