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染五郎・松也 新作歌舞伎『幻想神空海』初日を終えて~歌舞伎座「四月大歌舞伎」


 歌舞伎座「 四月大歌舞伎」夜の部で上演中の新作歌舞伎『幻想神空海』。空海役の市川染五郎、橘逸勢役の尾上松也が、初日の舞台を終えて、思いを語りました。

【市川染五郎】
 『幻想神空海』という歌舞伎が誕生し、まずは第一歩を踏みだしました。作品が夢枕獏さんのファンタジーの世界ですので、それをどうやって舞台で成立させるか苦心しましたが、その世界が実写になった、立体のものになったということに、触れていただきたいと思います。
 空海や逸勢が唐で過ごす約2年間の話ですが、様々な経験をすることで2人が成長し、大きくなっていく姿を見ていただきたいと思っています。

【尾上松也】
 皆で一丸となって初日を終えられたことはホッとしていますが、ここからさらにこの作品を良くしていくため戦う日々が始まったという思いです。
 染五郎さんは大先輩ですが、共演させていただき私自身とても楽しいですし、安心していろんな事を試みることができています。それに対して素早く反応してくださって、やるたびに何かが生まれている感じがしていて、これから1ヶ月とても楽しみです。