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唯是震一さんご逝去

邦楽作曲家・筝曲家の唯是震一(ゆいぜ・しんいち、本名同じ)さんが、1月5日(月)午後7時54分に有棘細胞がんのため東京都新宿区の病院でご逝去されました。享年91歳。ご葬儀・告別式は1月13日(火)午前11時より、東京都港区の青山葬儀所で執り行われる予定です。喪主は妻で箏曲家の中島靖子(なかしま・やすこ、本名:唯是靖子=ゆいぜ・やすこ)さん。

【略歴】
大正12年生まれ。昭和4年母・唯是菊枝に入門。初舞台は10年5月札幌今井記念館「札幌新興邦楽会演奏会」で父・唯是想山の尺八により『春の海』を演奏。その後宮城道雄に筝曲を師事。28年コロンビア大学に留学。歌舞伎の初舞台は32年11月歌舞伎座『黒塚』で筝曲を演奏。以来、『黒塚』上演の際に筝曲を勤める。『長崎十二景』『玄宗と楊貴妃』『なよたけ』など作曲多数。
現代創作邦楽を代表する作曲家として国際的に知られ、映画音楽や海外オーケストラとの共演など多彩に活動した。正派邦楽会理事、現代邦楽作曲家連盟会長などを歴任。
昭和27年文部大臣奨励賞、29年アメリカ作曲家協会(ACA)賞、63年紫綬褒章、平成7年勲四等旭日小綬章、19年日本芸術院賞などを受賞。

謹んでご冥福をお祈りいたします。