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常磐津節浄瑠璃の重要無形文化財保持者だった常磐津一巴太夫（ときわづ・いちはだゆう、本名：明田昭＝あけた・あきら）さんが、８月15日(金)午後９時00分に急性心筋梗塞のためご逝去されました。ご葬儀・告別式は８月20日(水)午前11時より、京都市南区の公益社南ブライトホールで執り行われる予定です。喪主は妻の明田浩子（あけた・ひろこ）さん。

【略歴】
昭和５年生まれ。23年初代常磐津文字一朗に入門。27年常磐津一巴太夫を名のり関西を中心に活動。29年10月、阪中座『寿靭猿』で歌舞伎伴奏の初舞台。42年９月大阪朝日座『身替座禅』で歌舞伎本興行の立語り。53年１月、廓文章』で歌舞伎座初出演以後、全国的に活躍。
平成３年松尾芸能賞優秀賞、大阪府民劇場賞。７年常磐津節浄瑠璃として初の重要無形文化財保持者（人間国宝）。11年京都市文化功労者。13年勲四等旭日小綬章。関西常磐津協会理事長を務め常磐津節の普及、発展、後継者育成に尽力。

謹んでご冥福をお祈りいたします。