Home > トピックス一覧 > 歌舞伎座で「古式顔寄せ手打式」が行われました

トピックス

歌舞伎座で「古式顔寄せ手打式」が行われました

3月28日(木)、新しい歌舞伎座の舞台で、歌舞伎俳優174名と関係者ら総勢210人が揃い、「古式顔寄せ手打式」が行われました。

「顔寄せ」は興行が行われる前に、全ての出演俳優と舞台関係者が一堂に集い、上演される狂言名題・演目の披露がされるもので、江戸時代から今日まで続く歌舞伎における大切な儀式です。これに続き、大道具・照明・小道具・衣裳・かつら・床山の各責任者に「附帳(つけちょう)」を手渡す「附帳渡し」が舞台上で行われました。

その後、(公社)日本俳優協会会長・坂田藤十郎より「歌舞伎座は我が国を代表する劇場です。伝統を受け継ぎ、最先端の技術をもって生まれ変わった歌舞伎座で、私たち俳優は新たな歌舞伎の継承と創造の歴史を創ってゆく覚悟です。そしてこの歌舞伎座が、国民の皆様はもとより広く世界の人々に愛されるよう、一所懸命に舞台を勤めてまいる所存でございます。」と挨拶を行いました。最後に日本俳優協会理事長・尾上菊五郎の発声で、場内のお客様と一緒に手締めを行いました。