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早稲田大学演劇博物館で「六世中村歌右衛門展」を開催

3月25日から、 早稲田大学演劇博物館において、企画展示「歌舞伎座新開場記念 六世中村歌右衛門展―思い出の名舞台」が開催されます。

20世紀を代表する歌舞伎の名女形、六世中村歌右衛門(1917~2001)。演劇博物館では、春ごとにその偉業を偲ぶ展示を開催しています。9回目となる本年は、4月2日の歌舞伎座新開場を記念し、歌右衛門の歌舞伎座での「思い出の名舞台」を振り返ります。
戦火による焼失から昭和26年に再建した第四期歌舞伎座は、戦後歌舞伎復興の担い手であった名女形歌右衛門の歩みとともにありました。ここで歌右衛門は、再興開場で演じた『籠釣瓶花街酔醒』八ッ橋役と同年4・5月の中村歌右衛門襲名披露時に演じた『京鹿子娘道成寺』花子役を筆頭に、時代物から世話物、所作事から新歌舞伎まで幅広いお役を演じ、人々の記憶に残る数々の名舞台を生み出していきました。本展では、『籠釣瓶』八ッ橋や『娘道成寺』花子のほか『本朝廿四孝』八重垣姫、『隅田川』斑女の前、『壇浦兜軍記』阿古屋など、歌右衛門が歌舞伎座で青年時代から演じ続けた当り役の数々をとりあげ、衣裳や小道具のほか舞台写真や公演資料などゆかりの品々をご紹介いたします。歌舞伎座に育てられ、歌舞伎界のリーダーに、また昭和歌舞伎の華となった歌右衛門の足跡をご覧下さい。

  ☆開催期間
   2013年3月25日(月)~4月25日(木)

  ☆開館時間
   10:00~17:00 (火・金曜日は10:00~19:00)

  ☆会場
   早稲田大学演劇博物館1階 六世中村歌右衛門記念特別展示室

  ☆入場無料

また、会期中の4月12日には演劇講座「六世中村歌右衛門を語る」が開催されます。

  ☆開催日時
   2013年4月12日(金)
   14:45~16:15(会場14:15)

  ☆講師
   加藤武(俳優、文学座代表)
   澤村田之助(歌舞伎俳優)
   山川静夫(フリーアナウンサー、エッセイスト)

  ☆司会
   児玉竜一(早稲田大学教授)

  ☆会場
   早稲田大学大隈記念講堂 小講堂

  ☆入場無料・予約不要(定員300名)

※展示会・演劇講座とも、詳細は 早稲田大学演劇博物館のページもご参照ください。