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中村歌昇、中村種太郎が浅草寺で襲名披露“お練り”を行いました

 9月新橋演舞場「 秀山祭九月大歌舞伎」で、三代目中村又五郎を襲名する中村歌昇と、四代目歌昇を襲名する中村種太郎が、中村吉右衛門中村歌六らと共に、22日(月)、東京・浅草の浅草寺を華やかに練り歩く「お練り」を行いました。
 浅草寺でのお練りは、2005年1月以来6年7ヶ月ぶり。歌昇は30年ぶり、吉右衛門、種太郎は初めての浅草お練りとあって、大勢の歌舞伎ファンが仲見世に詰めかけました。お練りには鳴物の山車や、木遣り、浅草芸者衆も加わり、大変な賑わい。歌昇や種太郎は沿道からかかる「播磨屋!」の声援に、手を振って応えていました。

中村歌昇
 この度、中村又五郎を襲名させていただくことになりました。皆様のご声援に応えるべく一層精進し、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っています。又五郎という名前は、播磨屋にとってとても大切な名前で、先代の又五郎のおじ様が、大切に築き上げてきたものです。それを襲名させていただくからには、並大抵の気持ちではいけないと思っています。ぜひ襲名興行を大勢の方にご覧頂き、今度の又五郎はこうなんだなと思っていただけるように勤めたいと思っています。

中村種太郎
 このようにお練りをさせていただくことができるのも、色々な方々のお力があっての事です。感謝の気持ちを持ち、一所懸命舞台を勤めることが皆様への一番の恩返しになると思っております。本日、沢山の方のご声援をいただき、本当に責任感が増してきました。父の名前を襲名するからには、父を超えられるように、ますます精進していきたいと思っています。

中村吉右衛門
 襲名をし、その名前に対して恥ずかしくないようにしなければならないという責任感が役者を大きくするのだと思います。きっと二人とも立派に跡を継いでくれるのではないかと思いますし、また播磨屋も大きくなりまして、本当にありがたい事です。ぜひとも新しい又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします。


 新橋演舞場 秀山祭九月大歌舞伎の公演情報はこちらをご覧下さい。