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国立劇場「歌舞伎鑑賞教室」 入場者数が500万人に到達しました

 6月22日、国立劇場の「歌舞伎鑑賞教室」の入場者数が500万人に達し、茂木賢三郎(日本芸術文化振興会理事長)、片岡孝太郎、片岡愛之助が公演終了後の舞台上で、500万人目に当たる生徒に感謝状と記念品を贈呈しました。

 国立劇場では高校生を中心に若年層への歌舞伎普及のために、毎年歌舞伎鑑賞教室を開催しています。昭和42年、第1回の『国性爺合戦』(男女蔵(現左團次)、孝夫(現仁左衛門)、秀太郎)以来43年間、今回の『鳴神』は77回目の公演になります。

 500万人目の入場者となったのは、東京女学館高等学校1年生で、記念品の『鳴神』の錦絵の複製と感謝状を受け取った代表の藤城彩花さんと相野谷美理さんは、「500万人目ということで、このような立派なものをいただき大変光栄に思っています。この歌舞伎鑑賞教室で、あまり身近に感じていなかった歌舞伎に歩み寄れたような気がしています。」「日本人として、歌舞伎のような伝統芸能があることを誇りに思います。これからは、国内だけでなく海外の方にも、広く歌舞伎・伝統芸能を知っていただけたら嬉しいなと思います。」と感想を述べました。

 続いて、片岡孝太郎は「歌舞伎鑑賞教室の第1回の公演には、私の父の仁左衛門、愛之助さんの父の秀太郎さんが出演していて、以来500万人目という記念すべき公演にこうして二人で参加できたことを幸せに思います。『鳴神』は分かりやすい作品だったと思いますが、歌舞伎には色々な作品があるので、ぜひこれからも歌舞伎を観て、愛していただければと思います。」また、片岡愛之助は「皆さんが楽しんで下さったことが舞台に伝わってまいりました。歌舞伎は決して堅苦しいものではありません。これを機会にお友達を誘って、又観に来てくれたら嬉しく思います。」と笑顔で応えていました。

 公演情報は こちらをご覧下さい。